熱により髪を綺麗に整えることができるヘアアイロンやコテ、
くせ毛でお悩みの方は毎日使うという方もいらっしゃるかと思います。
髪のスタイルが決まるけど髪のダメージが気になるのも本音…😱
今回はダメージを最小限に抑えた髪に優しいヘアアイロン・コテの使い方を解説します!
どうしてアイロンやコテで髪が傷むの?
髪は乾いていても実は内部に水分が保持されており
健康な髪で約12%〜15%ほどの水分が内部に保たれています💧✨
この水分をアイロンやコテをあてて熱を飛ばすことにより
カールやストレートなど形がつくられます。
そのコテやアイロンの熱が髪に与える影響として
☑️キューティクルへのダメージ
☑️タンパク質の熱変性(タンパク変性)
があります。
キューティクルへのダメージ
キューティクルは髪の表面を覆う部分で鱗状になっています。
髪の艶・手触りの良さはこのキューティクルで左右されます。
剥がれたり傷んだりすると枝毛や切れ毛の原因になってしまうことも…。
キューティクルは髪の一番表面の部分でもあり
コテやアイロンで必要以上に熱を加えてしまったり、
摩擦を起こしてしまうと大きなダメージをあたてしまうことがあるんです😵
タンパク質の熱変性(タンパク変性)
髪の毛はほとんどが、タンパク質でできており熱を与えすぎると固まってしまいます。
例えると生卵に熱を加えるとゆで卵になるのと同じ原理です🍳
髪内部のタンパク質が固まってしまうとあちこちに空洞が出来てしまい
髪が濡れる度に髪内部の成分や水分が流出しさらにダメージを進行させてしまいます😓
タンパク質の熱変性は、
”髪が乾いている場合約130℃ぐらいから””髪が濡れている場合約60℃ぐらいから”
熱変性が始まってしまいます。
アイロンやコテの使用時は温度に気を付ける!
髪の傷む原因から考えると温度がとても大切だということがわかります💡
タンパク質の熱変性を防ぐという点で考えると130℃以下になるように温度設定し
使用するのが髪に優しい使い方です☺️
しかし、ここで注意が必要⚠️
コテやアイロンを髪に当てたとき発熱部分は冷えた髪に熱を奪われるため
実際のところ約50℃ほど温度が下がってしまいます😲
そのため、ダメージしないように120℃ほどの低温でスタイリングしてしまうと
髪に当てた時は70℃ほどに下がってしまい形が思うように決まらず
同じ毛束に何度もコテ・アイロンを通すことに…
結果髪へ過度に摩擦や熱を与えてしまい最終的にはハイダメージに繋がる恐れも💧
また形が決まってもキープ力がなくすぐに広がったり崩れたりしてしまうことも…
ですので、アイロンやコテを使用する際はある程度の高めの温度に設定し、
短時間でカールやストレートを作る方が
仕上がりやキープ力はもちろん、髪の傷みも少なくて済むんです✨
髪に合わせたオススメ温度!
高温(180℃)派と低温(150℃)派に分けて髪質や状態にあったオススメ温度をご紹介します💡
高温派の髪
- 癖が強い髪
- 太い髪(しっかりしている)
- パーマ、カラーをしていない
- 硬い髪質
- 湿気が多いと広がってしまう髪(親水性)
高温派の髪質の方はしっかりした髪質の方で熱を加えても形が決まりにくく
低温て使用しても形が決まらず同じ毛束に何度もコテ・アイロンを通してしまい
逆にダメージを負わせてしまいます😱
また、パーマやカラーをしていないバージン毛や親水性のある髪は
水分を約15%水分を多く含んでいるため、
高温でしっかり水分を飛ばさないとすぐだれてしまい形が付けにくいことも。
そのため、上記のような髪質の方は
高温(180℃)で短時間で水分をとばしスタイリングするのがオススメです💡
低温派の髪
- ハイダメージ毛(濡れるとトロンとした質感になる髪)
- 細い髪
- カラーやパーマを繰り返している髪
- 柔らかい髪質
- 濡らしても水分を弾く髪(撥水性)
低温派の髪質の方は主にハイダメージの方や、細く柔らかい髪質の方です。
そんあ髪質の方は水分保持量が約10%前後で
熱に耐えられるのに必要な水分の最低限しか保持されていない場合もあり注意が必要です⚠️
コテやアイロンの温度が高すぎてしまうと水分が減りすぎてしまい
乾燥によるダメージによりパサつきや広がりが出やすい髪になってしまいます。
高温を避けて温度が低すぎても形が決まらず何度も熱を通してダメージを与えてしまいますので
150℃程のある程度の温度で優しく熱を当てながらスタイリングするのがオススメです。
熱を当てる前の準備もしっかりと!
アイロンやコテを使う前には準備もとても重要です。
準備1:ブラシで髪をとかす
綺麗にアイロンやコテでスタイリングするには
髪の毛流れを整えることがまず大切です。
髪の絡まりをほぐすことで、形が綺麗にでやすく艶も出やすくなります!
ブラッシングをする際は根元からはNGです⚠️
毛先の方からすこしずつ毛流れを整えながら根元の方に向かっていきます。
途中で髪が絡まったら、根本を手で押さえ髪をほぐしながらとかしてください。
無理に引っ張るのはダメージや切れ毛、枝毛はもちろん、
頭皮にも刺激を与えてしまい白髪やうねりの原因にもなってしまいます。
準備2:髪の保護をする
そのまま何もつけずに熱を加えてしまうと乾燥やダメージの原因になってしまいます。
ヘアアイロンやコテ前に使用できる専用のトリートメント剤をつけて髪の保護をしましょう!
この時オススメできないトリートメントが1つあります😱
それは”オイルタイプのトリートメント”です。
最近SNSなどでアイロン前にオイルをつけると艶が出ると話題になっていますが、
オイルには髪の修復機能はなく、髪をコーティングする役割をもっています。
オイルをつけた髪に熱が加わると酸化し髪に癒着してしまいます。
見た目は”ツルツルで良い感じ❤️”となりますが、髪は大ダメージを受けてしまっています。
また熱の当て方によっては髪を焦がしてしまうことも…。
アイロンやコテの前にはミルクタイプやミストタイプが◎!
その中でも熱を利用して髪を修復、補強してくれるトリートメントがオススメです😀
数あるトリートメントの中でもアイロンやコテの前にはコレがオススメです👇
アイロンやコテを使う時の準備をしっかり行うだけで
髪への負担はかなりかるくなります🤓
髪への負担が軽くなるとスタイルが決まりやすくなり、
見た目も持ちも良くなります!
ぜひアイロンやコテを使ってスタイリングする際は参考にしてみてください💡